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おおいぬ座のシリウス

おおいぬ座のシリウス

冬の宵の南の中天に、どの星よりも明るい光を放つ青白い星を見つけたら、おおいぬ座の口もとで輝くシリウスと思ってまちがいありません。 シリウスの明るさは-1.5等星で星座を形づくっている星の中ではもっとも明るいものです。 その名の由来は“焼きこがすもの”という意味のギリシャ語からきています。 これは、初夏の日の出直前、東の空にシリウスが見えるようになると、太陽とならんで熱い夏をつくりだされると考えられていたことによります。 ただ、シリウスの直径は太陽の1.8倍ほどで表面温度は1万度、星としてはごく平凡なものですが距離が8.7光年と近く、あんなに明るく見えるというわけです。

☆1月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

 

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに
    8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに
    1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離
    (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離
    (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転
    (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転
    (365日)=30km/秒