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プレアデス星団(すばる)

プレアデス星団(すばる)

11月の宵、東方面の空に目をやると、なにやら6~7個の星がひとかたまりになって淡く明滅している姿が目にとまります。 双眼鏡や望遠鏡で見ると、あまたの星々が白い宝石のように輝いており、思わず息をのんでしまいます。 100個以上の星が群れ集まっているこの天体は、プレアデス星団と呼ばれ、日本では「すばる」の名で親しまれています。 「すばる」の名の由来は“統ばる”からきており、元来他動詞“統べる”の自動詞形で「統一されている」、「一つにまとまっている」という意味があります。 これらの星は、今から5千万年くらい前に、星雲の中からそろって生れ出た赤ん坊星たちの群れで、青白く見えるのは非常に高温で輝いているからです。 そのため燃料消費が激しく、輝いていられるのは1億年がやっとと見られています。

☆11月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

 

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに
    8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに
    1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離
    (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離
    (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転
    (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転
    (365日)=30km/秒